AI時代に選ばれる税理士とは? 神戸の事務所が掲げる「未来共創」のための3つの価値観

AIは「脅威」ではなく「未来共創」のためのツール

近年、「生成AIによって、税理士の仕事は奪われる」という言説が、特に士業の間で不安を呼んでいます。しかし、神戸市で税理士事務所を開業している私は、この状況を「事務所の価値を再定義する最大のチャンス」だと捉えています。

税理士業務の膨大な事務作業や業界の人手不足を考えると、AIによる超効率化とミスの削減は、むしろ歓迎すべき進化です。

問題は、AIが効率化した先に、私たちが何をするか

私は、AI時代の税理士事務所が掲げるべき価値観は、従来の「作業代行型」から「未来共創型」へとシフトすることだと確信しています。

AI時代に選ばれ続けるために、私が事務所の核として掲げる3つの価値観をご紹介します。

価値観 1:【AI活用】「効率」の徹底追求と「創造性」への投資

従来の価値:正確な申告書の作成

私たちは、単に正確に申告書を作成するだけの存在から卒業します。

AI時代の価値:スマート・オペレーションの追求

AIが正確な記帳やデータ処理を担うことで、私たちは「知識労働者」から「思考労働者」へと役割を転換します。

  • 業務の超効率化: AIを駆使して定型業務を最小化し、ミスのない作業プロセスを実現します。
  • 時間と才能の集中投下: AIが解放してくれた時間と労力は、経営者の未来戦略を共に練るという、人間にしかできない高付加価値業務に集中的に投資します。

価値観 2:【コミュニケーション】「感情」を大切にした「実行力」の喚起

AIの限界:感情を揺さぶれない

AIは膨大なデータから最適な選択肢を提示できますが、経営者が最終的に「それを選び、実行する力」を与えることはできません。

AI時代の価値:健全な強制力を生む対話

お客様の行動力を高めるカギは、「感情を揺さぶる」対話にあります。

AIと約束しても気持ちは動きませんが、生身のパートナーである税理士と約束することで、「信頼を裏切りたくない」という健全な強制力が働き、行動への強い動機が生まれます。

私たちは、この感情を大切にした対話を通じて、経営者の孤独に寄り添い、真の課題を引き出し、「一歩前に踏み出す力」になることを最重要視します。

価値観 3:【ポジション】「ビジネスパートナー」としての未来共創

従来の価値:過去の記録とコンプライアンス遵守

私たちは、過去の数字を正確に記録し、税務コンプライアンスを遵守する役割を担っていました。

AI時代の価値:戦略拠点としての進化

AIが正確な過去データを迅速に処理するからこそ、私たちはそのデータを基に「未来の経営戦略を策定する」アドバイザリー機能に集中します。

  • 戦略策定のパートナーシップ: 経営者の「なぜ」や「どうすべきか」を、数字の裏付けを持って共に考えます。
  • 専門性の深化: 単なる税務処理だけでなく、理念策定、コーチング、財務戦略など、クライアントの成長に直接貢献できる高度な専門性を追求します。

神戸から、新しい税理士像を切り拓く

AI時代の税理士の価値は、「AIが処理できない、人の感情と行動に焦点を当てること」に集約されます。

AIを最高の相棒として活用し、その空いたリソースをすべてお客様の「未来の成長」のために注ぎ込む。これが、神戸の地で、成長を目指す経営者の皆様と共に歩む私の事務所の哲学です。

これからも、知識と人間力の両輪で、お客様にとって不可欠な「未来共創のパートナー」であり続けることをお約束します。
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