AIは税理士の仕事を奪うのか?― 私の答えは「No」です。未来を創る経営の、最高の伴走者になります。

 昨日、会計業界の未来を考えるイベント「freee Advisor Day」に参加してきました。会場の熱気の中で私が強く感じたのは、「AIの進化が、会計と経営の常識を根底から覆し始めている」という事実です。
「AIが進化すれば、会計入力は自動化され、税理士の仕事はなくなるのでは?」
そんな声も聞こえてきます。しかし、私の考えは全く逆です。
むしろ、AIの登場によって、私たちはようやく、これまでやりたくてもできなかった「過去の数字を整理する仕事」から解放され、経営者の皆様と「会社の未来を創造する仕事」に時間と情熱を注げる時代が来たと、心からワクワクしています。
この記事では、AIがもたらす会計業務の変化と、これからの時代に本当に価値のある経営サポートとは何か、私たちの想いをお伝えします。

なぜ、あなたの会社の「試算表」は未来に活かせないのか?

社長、毎月税理士から試算表を受け取ったとき、正直にどう感じていますか?

「たくさんの数字が並んでいるけれど、結局よく分からない…」 「過去の結果報告書であって、これを見て『次どうすればいいか』までは分からない…」

もし、そう感じているとしたら、それは当然のことです。 従来の会計は、主に「税金の計算のために、過去の取引記録を正しくまとめる」という役割を担ってきました。そのため、試算表はどうしても「過去の結果」を示すものになりがちです。

もちろん、過去を正確に知ることは重要です。しかし、それだけでは未来の舵取りはできません。結果として、日々の経営判断は社長の経験と勘に頼らざるを得ず、「ドンブリ勘定」や「漠然とした資金繰りの不安」から抜け出せない、という状況に陥ってしまうのです。

AIが会計を変える!「入力作業」から経営者を解放する時代の到来

しかし、その状況は劇的に変わろうとしています。

freeeのようなクラウド会計ソフトとAIが連携することで、銀行取引やクレジットカードの明細は自動で取り込まれ、レシートをスマホで撮影すればAIが内容を読み取り、仕訳まで推測してくれる。そんな時代が、もう当たり前になりつつあります。

これがもたらす変化は、単に「経理がラクになる」だけではありません。

一つは、経営者や社員が「面倒な入力作業」から解放され、貴重な時間が生まれること。

そして、それ以上に重要なのは、自社の経営数値を「リアルタイム」で把握できるようになることです。これまでのように、1ヶ月以上経ってから先月の数字を見るのではなく、今、この瞬間の会社の状況が手に取るように分かります。

これにより、経営の意思決定のスピードと精度は、これまでとは比べ物にならないほど向上するでしょう。

AI時代の税理士の使命 ― 数字を「未来を創る羅針盤」に変える伴走者へ

では、入力作業をAIがやってくれるようになったら、私たち税理士の仕事は本当になくなるのでしょうか?

いいえ、ここからが私たちの真の使命の始まりです。

AIは、あくまで正確でスピーディーな「データ」を出してくれる存在です。そのデータを見て、「だから、私たちの会社は次にどうするべか?」を考えるのは、人間の、そして経営者である社長の役割です。

私たちは、ここで社長の隣に立つパートナーでありたい。

言葉がなければ自分の想いを伝えられないのと同じで、未来を指し示す“数字”がなければ、理想の経営はイメージすらできません。

私たちの新しい役割は、AIが出したリアルタイムの数値を元に、社長と真摯に向き合って対話し、会社のビジョンや夢を共有し、それを具体的な「未来の数字(目標)」に描き出すこと。そして、その目標に向かって一歩一歩進んでいく過程を支え続ける「経営の伴走者」であると確信しています。

「未来を創る会計」の始め方 ― 私がご提供できること

「AIを活用した未来志向の会計、ぜひ自社でも実現したい!」 「リアルタイムで経営状況を把握できるなら、すぐにでも始めたい!」

そう思われた社長も多いのではないでしょうか。では、具体的に何から始めればいいのか。その第一歩は、極めてシンプルです。

それは「クラウド会計ソフト、特にAIとの連携に強い『freee会計』を導入すること」です。

前の章でお話しした、銀行口座やクレジットカードとの連携、請求書発行、経費精算の自動化といったメリットを最大限に享受し、経営数値をリアルタイムに把握するための、最も確実な一歩となります。

「でも、新しいソフトの導入は大変そう…」 「今のやり方を変えるのは、正直不安だ…」

ご安心ください。私たち専門家は、まさにそのためのパートナーです。貴社の業務の流れを丁寧にお伺いし、スムーズな導入はもちろん、効果を最大化するための初期設定や効率的な運用方法まで、責任を持ってサポートいたします。

まずは、リアルタイムに数字を把握できる経営の土台を、私たちと一緒に作り上げましょう。


そして、ここからが「未来を創る会計」の本当のスタートです。

freee会計の導入で、会社の数字はリアルタイムで見えるようになりました。しかし、それだけでは「宝の持ち腐れ」です。重要なのは、その「見える化された数字を、どう未来の利益に繋げるか?」ということです。

そこで私たちは、「キャッシュフローコーチング」による経営伴走支援をご提供します。

freee会計から得られるリアルタイムの数値を、私たちが提供する『お金のブロックパズル』という直感的なツールに落とし込み、社長の頭の中にあるビジョンや夢と数字を結びつけていきます。

  • なぜ利益目標を達成できないのか?
  • あとどれくらい売上を伸ばせば、欲しいキャッシュが手元に残るのか?
  • そのために、具体的に明日から何をすべきか?

こうした問いに対して、具体的な数字に基づいた行動計画(アクションプラン)を一緒に考え、策定します。そして、計画が絵に描いた餅で終わらないよう、毎月あるいは定期的にミーティングを行い、進捗を確認し、時には軌道修正をしながら、目標達成まで文字通り「伴走」いたします。

freee会計の導入が「点の効率化」だとしたら、キャッシュフローコーチングは、その点と点を繋いで「未来の経営という線」にしていくための羅針盤です。

この両輪を回すことで、貴社は本当の意味での「未来を創る会計」を実践できるのです。

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