【神戸の税理士が断言】創業期に「お金儲け」だけを目標にしない方がいい理由。理念が「最高の集客と採用」になる仕組み

創業相談に来られた方に、私が必ず聞くことがあります。それは「なんのために、その事業をするのですか?」という問いです。

もし、それが単なるお金儲けであれば、私は「辞めた方がいいかもしれません」とお伝えすることがあります。なぜか? 困難なときに事業を支える核がないからです。

  • この記事では、あなたの人生の「ストーリー」を最強の経営理念に変え、「誰から買うか」「誰と働くか」という2つの課題を解決する方法を具体的に解説します。

Part 1:単なるお金儲けでは、事業は困難を乗り越えられない

創業期の経営者は、「資金繰り」「税務手続き」など、目の前の課題に追われがちです。しかし、事業の成否を分けるのは、その「熱源」です。

私が創業の理由を深くお聞きするのは、相談者様のこれまでの人生のストーリー、そして「世の中のここを良くしたい」という純粋な想いを引き出すためです。

  • 単なるお金儲け:壁にぶつかったとき、「もう辞めてもいいか」という思考につながりやすい。
  • 感謝と喜び:それが他人から感謝を生むこと、喜ばれることであれば、困難も乗り越える「使命感」に変わります。

多くの経営者の方が、素晴らしい経験と強い想いを持っているのに、それを言語化できていないのは非常にもったいないことです。

Part 2:あなたの「創業ストーリー」を理念に変える

その創業への想い、どのようなことを実現したいのか、今大切にしていること、そして会社が目指すべきところを体系的に言語化したものが「経営理念」です。

理念は、単なるスローガンではなく、「誰から買うか」の時代における最強の武器になります。

1. 顧客に選ばれるための「強力なフィルタリング」

現代は、誰もが同じような商品・サービスを提供できます。だからこそ、お客様は「誰から買うか」で意思決定をします。

  • 共感を生む: 理念を掲げることで、あなたの想いに共感した見込み顧客との対話が生まれ、自然と理念に引き寄せられた人だけが集まります。
  • 営業のブレがなくなる: 理念に沿ってお客様を選ぶため、価格競争に陥りにくく、質の高い関係性を築くことができます。

2. 組織の成否を決める「採用の羅針盤」

創業期から事業を成長させるには、同じ目標、同じ価値観で行動できる人が必要です。

  • ミスマッチの防止: 理念を明確に打ち出すことで、その価値観に共感できない人は自然と集まりません。これは、入社後のミスマッチや採用コストの無駄を省くことに直結します。
  • 強い組織文化の土台: 創業時に理念を言語化しておくことが、将来的に組織が大きくなっても、全員が同じ方向を向いて行動できる強い企業文化の土台となります。

Part 3:理念は、戦略と実行を導く羅針盤

理念は、あなたの事業の「羅針盤」として、すべての意思決定の精度を高めます。

  • 戦略のブレを防ぐ: 理念を実現するために「どのような戦略で戦うのか」という事業計画を策定できます。目標達成のためのマーケティング施策も、理念に沿って一貫したものになります。
  • 日々の判断基準: 新規事業の可否、取引先を選ぶ基準など、迷ったときには「これは理念に合っているか?」と立ち返ることで、一貫性と説得力のある経営が可能になります。

まとめ:あなたの「想い」を事業の力にしませんか?

創業は、あなたの人生の集大成であり、誰かの喜びを生み出す素晴らしい挑戦です。その挑戦を力強く、ブレることなく進めるためには、「なんのために事業をするのか」という核が必要です。

私たち税理士は、単に会計・税務でサポートするだけでなく、この「理念策定」という事業の核づくりからサポートすることで、お客様の事業の成功確率を高めていきます。

神戸の地で、あなたの理念ある創業を、専門知識と未来共創のパートナーシップの両面から全力で応援します。