令和5年の路線価

令和5年の路線価が7月3日(月)に発表されました。
路線価とは??と思う人がいるかもしれませんので路線価について少し触れておきます。
路線価とは、路面に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額のことです。土地には複数の公的な価格が存在し、使用する目的によって使い分けをします。
路線価は、相続税や贈与税を計算する際の財産評価に用いられます。
この路線価ですが、令和5年分が発表され、2年連続で北海道の上昇率がトップでした。
この背景には、アフターコロナでインバウンドが期待されることや、先端半導体の国産化を目指す「Rapidus」の工場建設が決まったことが大きな要因ではないのかなと思います。
北海道は観光産業が強く、これからはもっと外国人旅行客が増えると思います。今までコロナで苦しんでいた産業が復活してくれることは大変うれしいことです。
ただ、路線価が上がるということは、相続税や贈与税も増えることを意味し、固定資産税も増えます。
資産価値が高くなることはいいことですが、税金のことを考えるとそうとも言えないですね。